2003年11月アーカイブ

Gravy [Alt-r] 20

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>技術的なこともそうですが、私の場合は基本的には家ごはんなので、
>キレイに撮りたい気持ちはやまやまですが懲りすぎたスタイリン
>グはウソになっちゃうし、何より熱いものは熱いうちに冷たいもの
>は冷たいうちに食べたいので
>・家にある食材・食器で
>・美味しく食べることが最優先、その範囲を越えてまで写真を撮ら>ない
>この2点がなにげに一番大変だったりもします。
>寒くなってきたので、最近は"湯気"が最大の難関です。

カヲルさんからまたまたレス。ありがとうございます。

今回は、湯気に苦しまされているカヲルさんに贈る、湯気の漂うグ
レービーソース。ターキーを焼いた際に出る汁を、内臓と首と野
菜からとったスープに混ぜてみました。ちょっとシャッタースピ
ードを遅くして、揺らめくソース。

ところで、”おいしく食べること”に関連したエピソードなんですけ
ど(おそらく、その食べ物の作られた目的と、写真を撮るという
目的がそぐわない、みたいな感じの関連だと思うんですけど)、こ
のまえThanks Givingの際に友達のために作ったチーズケーキの
写真を撮る時にけっこう微妙な選択を迫られました。というのも、
俺的にはまったく傷のついてない(というかろうそくの刺さって
いない)ケーキから切り出した1ピースを撮りたい!のだけれど、
誕生日祝いの対象の人間がうようよする部屋の中で、まだろうそ
くが吹き消されてもいないケーキにナイフを入れるのもどうかとい
うジレンマに迫られたんです。仕方がないから、泣く泣くろうそく
を”刺し”、ハッピーバースデーを歌った後に緊急回収して1ピース
だけカット、バシャバシャ写真を撮った後にみんなに配りました。
その写真はおそらく明日アップすると思うんですけど、背景に写る
ろうそくがかなりいやな感じです。

チーズケーキは冷めてしまうものではないからいいけれど、あった
かいもの、特にパスタとかはホントに早く食べないとまずいから大
変ですよね。お世辞にも光の状態がよくない俺の部屋で食事のたび
にフラッシュのセッティングをしてたら料理は全部冷めてだろうし、
ドリンクの氷は溶けてしまうだろうし。

ところで、俺は料理の写真を撮る際に、できるだけ人を中に入れる
ようにしてます。それは、その料理を食べるだろう人を写真に加え
ることでその写真が時間性とストーリーを持つのでは、という理由
からしていることなのかもしれないし、新聞のために写真を撮る人
間の悪い癖なのかもしれないですけど、どうしてそうしたいのかは
いまいち自分でもよくわかってません。

Thanks Giving [Alt-r] 18

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感謝祭だったので、七面鳥を焼くついでに人を集め、さらにたまた
ま誕生日まで祝ってしまってみた。

15パウンドのターキーを買ってきて、栗入りのバターライスを入
れすぎまでに詰めて焼く。詰めすぎであふれ出た米の部分が軽くぱ
さぱさしていたけど、そんなことは気にしない。

日本にいたときもThanksGivingにはターキーを焼いたりしていた
けど、15パウンドというのは焼いたことがなかった。15パウン
ドというのはけっこう大きいのだけど、この写真からはその大きさ
はよくわからない。残念。

Thanks Giving [Alt-r] 18

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15パウンドというのは結構大きいのだ、ということだけがいいたいらし
い。別にターキーの内部をペーパータオルで拭いている人が特に小さいと
か、遠近効果(?)が効きすぎてるだとかそんなことはなくて、大きいもの
は大きい。その証拠に、あまったターキーがまだ冷蔵庫にいっぱい入って
る。今日の晩ごはんは余ったターキーだったし、今日の昼は、職場のボスが
持ってきたボスのうちの余ったターキーだった。

だから、最近の俺は眠くてたまらない。

いったい誰が知っていて誰が信じているのかよくわからないが、俺をすっか
りマインドコントロールしている恐怖の化学物質についてひとこと。その名
はチョットフェン!ターキーに含まれているらしい、人間を眠くするとい
う物質。それがまた俺に効く効く!鬼のようによく効く。ターキーを食
べて、ターキーにはチョットフェンが含まれていることを思い出したとた
んにとたんに効きだす。ターキーだといわれて食べたのがたとえ鶏肉であ
ってもチョットフェンのことを考えただけでものすごく眠くなる!チョット
フェンを摂取したのだと考えると、もうのび太ばりの寝心地である。

恐るべしチョットフェン。

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こんなに安易な写真を載せてしまっていいものか微妙といえばそうなんだけ
ど、何しろ風邪っぴきなのでしかたない、ということにしておく。

先週末はOrlando(オーランド、ディズニーワールドがあるとこね。)に
出張。出張という言葉が微妙な響きだけど、出張。ガス代がでて、食費が
一日35ドルでて、ホテルが勝手に予約されている。指定されたイベント
に時間通りにつき、写真を撮り、それをパソコンで送る。

取材したのはFlorida Classicというイベント。おそらく誰も知らないだ
ろうし、誰も知る必要はないだろうからあまりに細かい説明はしないけど、
要するに二つの黒人大学のフットボールの試合がオーランドにあるちょっ
と大きめなスタジアムで行われ、さらにそれに前後してホントにさまざま
なイベントが行われる、と。20万人の黒人が集まって大騒ぎする、恐る
べきイベントである。ちなみにオーランドで行われるイベントにわざわざ
俺が出かけていくのは、片方の大学が俺のいる街にあるから。金曜の早朝
に家を出て、その日は両チームのコーチと選手向けのバーベキューランチ
を撮る。ランチのための仮設テントの中と外との光の量の違いはとんでも
なく、基本的に5倍の量の違いしか記録できないカメラの限界を呪いつつ、
なんとか使えるものを撮る。

メインのフットボールの試合は土曜日。この二つの大学のフットボールチ
ームはそれほど強くないのだが、それにしても両チームの力関係は拮抗し
ているので、"考えられないようなしょぼいミスが多発する、それでもし
かし面白いゲーム" が展開された。片方のチームが前半優勢だったも
のの、後半すごい勢いで追いつかれ、残り9秒でなんと逆転されてしまう。
負けチームのベンチではものすごい勢いで選手たちが怒り狂っているのが
見える。そういえばこのチームは、以前の試合で負けたときにそこのスタ
ジアムの選手控え室をぼこぼこに壊してしたという話を思い出し、うーん
納得、と思ってしまった。

上の写真はプレスルームの光景。リポーターやアナウンサーといった人た
ちが試合を見ている場所。フォトグラファーである俺は、この場所で次の
日の新聞に間に合うように写真を会社に送る。

というか、このスタジアムはけっこう大きいのにもかかわらず、暗室が
ない。(暗室といっても、デジタルの前はフットボールの写真とかも暗室
でもちろん焼いていたから暗室と呼ばれているだけで、今はパソコンのつ
なげられる写真を送るための部屋のこと。昔の暗室がWet Darkroomだった
ことから、Dry Darkroomなんて呼んだりもする。)だからプレスルームか
ら写真を送らねばならず、さらにひどいことにダイアルアップしかない。
一枚の写真を送るのに数分かかってしまうのは、写真の締め切りを気にす
る俺たちにとってかなりきつい。意外と試合が長引いて編集の時間が少な
かったので、けっこう冷や汗なひと時だった。

Re: MardiGras [Alt-r] 16

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カヲルさん、はじめまして。えるもです。レスありがとう
ございます。

カヲルさんのルームはけっこう前から見させてもらってました。俺も一応
料理は趣味だし、それに写真つき(俺実は前は料理の本のフォトグラファ
ーになりたかったんです)! 残念ながら俺は猫は飼っていないのでめり
込み写真は無理なんですけどね。。。

実は、カヲルさんのルームは、俺がルームを持とうと思ったきっかけとな
ったルーム3つのうちのひとつだったりします(後に2つは、ユタカさん
の東京USBとToshiさんのFrom Within Ireland)。こんなフロリダの片
田舎にもファンがいるよ、なんてことを知っててもらえるとうれしいです。

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ムスリム服、第二弾。この人もアフリカの人なので、この服は
いわゆるムスリムの服ではない。アフリカのムスリムが着るも
の。

話は飛ぶのだけれど、今日の仕事は胃カメラ。でももちろん
胃カメラは使えないので、胃カメラを使い癌早期発見に努める
患者と、医者を撮る、と。
時間は朝7時という、こっちが吐き気を催しそうな早朝っぷり。
もともと朝は弱いほうなので、ちょっとだけ朝ごはんが入った胃に
は、誰かが胃カメラを飲んでいる光景はきつすぎる。こっちがうえ
っとなりそうになるのを抑えつつ、撮ること150枚。
何しろ胃カメラの画面を普通のビデオ画面と超音波の画面で見る
ために部屋の電気は消してあるので、フラッシュがうまくたけて
いるか、という点にはかなり気を使った。フラッシュがつかって
あることが一目でわかるようではだめだし、もちろん壁に影なんて
あってもいけない。部屋全体に均等にフラッシュの光がいきわたる
ように気を使ってばしゃばしゃ。
で、肝心の写真はここには貼ってません。医者やら看護婦やら、
それに特に患者の顔が出ているし、基本的に病院というのは許可な
しに写真を撮ってはいけないところなので、こういうことにはいち
おうナーバスになっておきます。

で、提出した写真は、もちろんやっていることが胃カメラ検査
なので、Gastroenterologistという胃カメラの専門医が看護婦の
アシストを受けながら検査をしているところなのだけど、その写真
のどうにも異様なのが、その医者がターバンを巻いていること。
いや、おそらくそんなの別に異様な光景でもなんでもなくて、インド
から来た親なり祖父母をもつ人が医者の免許をとって働いて
るというだけのことなんだろう。うへー、と思ってしまった俺の
ほうが、人種が多様なこの国にまだまだ慣れていないということな
んだろう。俺がなんかの機会に病院に行った際に、イスラム教の慣
習に従ってヒジャブ(Hijab:ムスリムの女性が頭部にまいていて、
結婚相手と女性がいる場所でしか取らない布。フロリダという暑い場所に
あってあれを巻いた状態でサッカーをするムスリムの娘達を見たときは、
結構びっくりした。)を身につけた女医が俺を診察することだって十分あ
りえる。でもおそらく俺はその光景に驚くだろう。

要は、今まで培ってきた日本での日常が、この人種構成的、社会的にあまり
に違っている国の日常に慣れていくプロセスなんだろう、と、今は眠い頭で
適当な結論をだしておく。

ムスリム [Alt-r] 14

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初めて写真の授業を取って、何かしら考えながら撮るようになったのが去年
の9月。それまではシャッタースピードも絞りもいまいちわかってなかっ
たし、オートで撮ってることが多かったし、フラッシュも使ったことなか
った。
9月にPhoto1の授業を取って、1月から二つ目の授業として"Street
Clothes"という授業を取った。文化的、社会的グループをひとつ選んで、
そのグループが身に着けているものを撮って20枚のナイスプリントを焼
き上げることが最終課題。写真を始めて大して時間もたっていなくて、さ
らに写真を焼く技術も危うかった当時は(といってもたったの10ヶ月前
だが、)3ヶ月を使ったけっこう大きなプロジェクトな気がしていたこと
を思い出す。

そのプロジェクトのテーマに俺が選んだのはこの町に住むムスリムの人
たち。彼らの衣装はおそらく撮りがいがあるだろうと思ったし、このころ
からInternational Affairsを抜け出してフォトジャーナリストになりた
いと思い初めていた俺的には、写真的クオリティーを追求するとともに、
自分がコネクションを持たない社会的グループに接近して写真を撮らさせて
もらえるようになるということも重要なことだった。

とにかくイスラム教の友達があまり見当たらなかった俺は、大学のイスラム
学生会のようなものの会長に連絡をとったり、ここにあるモスクに直接た
ずねて行ったりしてだんだん知り合いをふやしていった。特に、時期的に
戦争がはじめるころだったので、戦争反対のデモにいってムスリムの衣装
を着た人たちを探すこともした。

大変だったのは、モスクの中での撮影を否定されたこと(今でも納得はいっ
ていないのだが、偶像崇拝を否定している宗教だからだと言われた)、そし
て、女性が写真に対して恐ろしく消極的なこと。アメリカで生まれたムス
リムの娘たちはけっこう写真を撮られることにも問題はなかったが、中東
の国から移住してきた移民一世の人たちになると、ほとんど絶望的だった。
さらに結婚している女性はさらに難しく、夫の許可がいったり、いろいろ
ややこしかった。

イスラムの礼拝が金曜であることや、一日5回祈らねばならぬこと、タブ
ーに関することなど、このプロジェクトの中で学んだ。一番印象的だった
のは、資金のないムスリムコミュニティーが、資金のないなりにそれでも
教室として使える施設を借りて日曜学校を開いていたこと。その週一回の
学校では、コーランの教えを通してアラビア語やイスラム文化子供たちに
教えられている。アメリカにはいろんな地域からいろんな人たちが移住し
てきて、アメリカ文化に同化していく。そういうなかで、ここまで活発に
独自の文化の保持、伝達がされていることは宗教がなすわざなのかと思っ
た。

ちなみに、上の写真はモスクの礼拝で合った、アフリカからの留学生の写
真。だから、いわゆるムスリムの服というものではなく、おそらく”アフ
リカのムスリムが着用している服”ということになる。

テニス [Alt-r] 12

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前回告知した、テニス。俺に勝手に写真を撮られてたのは、
友人のふうくん。
一枚目、ふう、左利きショット。ふうは左利き用ギターを
持っているのにまったく弾いてないらしい。
二枚目、ふう、今日は不調らしい。
三枚目、ふう、自分のショットのひどさに愕然として、ひざをおとす。

シャッタースピードは400、絞りは2.8。ISOは1600。
フラッシュたいて、こんな感じ。
キャノンのEOS10Dは、ISO1600でもそれほどひどい画像にはならないからとても助かる。

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今日は懲りずに2度目の更新。できるときにできるだけ
やっておく。

ニューオリンズに行ったのは2回で、一回目は写真の学会?
の集まりのようなものに参加させてもらったから。そのとき
の集まりの場所自体はニューオリンズではなかったんだけど、
ニューオリンズから30分ぐらいのところだったので4日間の
旅の中でちょこちょこ行った、と。で、二回目は前に書いたとおり
MardiGras。
一回目の学会もどきのスケジュールの中にボートでのミシシッピ川
くだり(上ってたのかもしれないが、)があった。なにしろ30人
からなるカメラを手にした集団なので、ボートが動き始めたとたん
に全員がバシャバシャと川の様子やらワニやら何やら撮りはじめ、
かなり異様な光景だった。たまたま乗り合わせてしまった観光の
人たちがかなり気の毒だった。

ボートのふちに腰掛け写真を撮る女の子の足。
川岸から見守るワニたちが思わず舌なめずりしそうな一品です。
(最近の”向日葵はゆれるまま”的しめくくり。)

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フロリダ州立大学(Florida State University、以下FSU)の女子
サッカーが今年は結構強いのか何なのかわからないが(多分全米12位とか
で、NCAA:National Collegiate Athletic Associationとかいうトーナ
メントにすすんだらしい。)今まで取材の名をかたってスポーツ撮影の練習
のためになんとなしに撮っていたものが(まあ、たまには新聞に使われは
してたけれど)、急にきちんとしたパスなしではフィールドで撮れなくな
ってしまい、今回はきちんと会社に申請してちゃんとしたパスを取得した。
今回の写真はその試合中のヘディングのシーン。ヘディングは英語でHeader
という。Headingという言葉もサッカー用語として辞書に載っているのだ
が、あまり一般的ではないのかもしれない。

この国ではサッカーは女のスポーツらしい。マッチョでないから、とかいう
説明をしてくれたアメリカ人の友人がいたことを思い出す。なんだかやせぎ
すな男たちがひとつのボールを追って走り回る、ビールとウィングが似合
わないスポーツなど男のスポーツではないらしい。今回の試合は大きなも
のだからたくさん男性も来ていたが、今までのトーナメント前の試合の観客
席はサッカーをしている若い女の子たちか、選手の家族でちらほら埋まって
いるくらいだった。


一昨日はテニスを撮った。友達がアマチュア全開で楽しんでいるところ。
もしもやつらの許可が出たら次回の更新はテニスです。

休日出勤 [Alt-r] 10

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今日はVeterans' Dayで、アメリカのたいていの州は祝日。でもなぜか俺
のシフトは朝からびっちり。朝っぱらからこの祝日を記念したパレードが
この町にしてはまあまあな規模で行われたのを撮りにいく。

Veterans' Dayというのは第一次世界大戦の終戦日1918年の11月11
日を記念したもので、さらに11をかけたいのかまではわからないけれど、
パレードは11時から始まる。どこからこんなに集めたのか、と思うほどの
人、人、そして車がなんだか楽しげに行進していく。

パレードの大部分を占めるのは過去の戦争に参加した退役軍人(退役軍人
=Veterans)の乗るスポーツカー(?)と、軍隊に入っている高校生や大
学生。その行進にアメリカ国旗を手にした市民が声援を送る。誰かがスピ
ーチの中でこのイベントを”Patriotic(愛国的)”パレード、と呼んで
いたが、まさにその名にふさわしい雰囲気。

仕事でフットボールやバスケットボールの試合を撮るのだけれど、試合の
前にアメリカ国歌が流れるシーンをいつも目にする。帽子を撮って胸に手
を当てて国旗のほうにむくようにアナウンスが流れ、おそらく9割以上の
人がそれに従う。なんとなく日本人としてすねてみたい年頃の俺は、帽子
も脱がず別の方向を向いてたりする。そういう時は、俺がもし将来アメ
リカ市民になるなんてことがあったら俺もこうやって愛国的市民の一人に
なるのかな、それはいやだな、と考えてたりする。

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ニューオリンズのストリートパフォーマー再び再び。

もうニューオリンズについて書くことがない。たかが2回行ったことが
あるくらいだし。だからといって”再び再び”とか言って終わらせてし
まうのも癪。何か書く。

この写真を撮ったのは他のニューオリンズ写真と同様、今年の3月ごろ
にMardiGrasに行った時。まだ写真の授業をとり始めてあまり時間もた
っていなかった。だからよく覚えているのは誰か知らない人を撮ってい
るときの心地の悪さ。カメラに加えて被写体をもコントロールしなくて
はいけないというのは当時結構大変なことだった。

この心地の悪さは今ではさすがに慣れてきた。新聞社でインターンとし
て報道写真家見習いを始めて半年がたちつつあるし、まあ、そろそろ慣
れてきていないと微妙。とはいえ、最初から誰を撮るかわかっている取
材とそうでない取材の前の心持ちはちょっと違っている。

誰を撮るかわかっている取材というのは、被写体がたとえばどこどこの
誰で何時にアポイントメント、なんていう場合。そういう時は相手もフ
ォトグラファーが来ることを知っているから、やりやすい。名前なんか
も尋ねなくてもリポーターからの撮影依頼の紙に書いてあることが多い
し、全体的に気が楽。

それに対して、誰を撮るのかわかっていない撮影はかなり心地が悪い。
というのもたいていの場合、写真を撮っていいかという許可は得ずに勝
手に近づいていって撮りはじめるから。そういうときの反応は本当に人
それぞれで、なぜ撮っているのか質問してきたり、無視を決め込んでみ
たり、新聞のための撮影だと気づいて恥ずかしがりだしたり。こちらと
しては、無視が一番いい。その人がそこで自然にやっているアクション
を写真におさめることが目的なわけだから写真を撮ってることを気にせ
ずそれを続けてくれればこっちとしては大助かり。

昨日撮った空港での写真は”被写体未定”系だった。その写真は、市か
ら助成金をもらって二年間運営をつづけてきたある航空会社がもう助成金
なしで営業できるようになった、というビジネスセクションの記事のため
のもの。空港は許可がないと写真を撮ってはいけない場所のひとつ(学校
、病院などと同じ)なので、メインオフィスで許可を取り、チケットカウ
ンターに向かう。カウンターで働く接客係の人に事情を説明し、撮影開始。
飛行機に乗り遅れまいと次々とやってくる人たちがチケットの手続きをす
る様子を勝手に近づいていってフラッシュをたきながらバシャバシャ撮る。
事情を知っている接客係が何も言わないので、客も特にあからさまに質問
してくることもなかったが、やっぱりこちらとしては許可なしでまったく
知らない人を撮るのは(しかも一枚や二枚じゃないし)心地が悪い。

じゃあ、撮りはじめる前に話しかければいいと思うかもしれないけど、そ
れをしてしまうともう自然な写真(Candid Photos)は期待できなくなっ
てしまう。しぐさがなんとなく演技がかってくるし、悲惨な場合には”何
をして欲しいか”とか聞いてきたりする。そんなことになったらもうその
被写体はあきらめるしかない。頼んで何かをしてもらった写真など表情や
しぐさが不自然極まりないし、第一そういう仕組んだような写真は新聞に
は載せられない。だから、上に書いたような”恥ずかしがりだす”ような
人も、まあ気持ちはわかるのだがこっちとしては困ってしまう。そんなわ
けで、俺は撮る前に話しかけないし、おかげでかなり神経をすり減らしな
がら撮ることになる。

結局昨日の空港での撮影は俺の存在を(新聞のための撮影だとおそらく気
づきながらも)完全に無視してくれた女性のおかげで無事終了。飛行機の
フライトが結構迫っていたところをかなり無理を言って名前を聞くことに
なってしまったが、それはまあ飛行機にこれから乗る人たちを撮っている
のだから仕方ないといえば仕方ない。

ちなみに、いくら勝手に撮り始めていても撮った後にちゃんと話しかけま
す。名前が必要だし、第一許可なしで写真を新聞に掲載することはできな
いので。

143080.jpg

ニューオリンズのストリートパフォーマー再び。左のハーモニカパフォー
マーは、この前の写真と同じ人。

ニューオリンズの食べ物の総称はケイジャン(Cajun)フードでした。ち
なみに新英和中辞典 第6版 (研究社)によると、 Cajun: (米国
Alabama 州南西部と隣接する Mississippi 州に住む)白人・インディアン
・黒人の混血人ということらしい。

ガンボとかポーボーイとかが、このあたりの食べ物のイメージ。なんにして
も、ケイジャンフードはスパイシーなものが多い。ポーボーイ(Po-Boys)
は、要するにニューオリンズ版のサンドイッチなんだけど、ただのサンドイ
ッチじゃあない。フレンチブレッドにえびや牡蠣のフライ、もしくはロース
トビーフ、そしてトマトとレタスがはさまってボリュームはとんでもないこ
とになっているし、タバスコとCreoleマスタードがケイジャンフードたるス
パイスをきっちり効かせてくれている。

142922.jpg

同じキリスト教の教会でも宗派によってここまで違うか、と思う今日
この頃。
といっても、教義がどうたらとかいうことではない。教義の違いとか、
崇拝の対象がキリストなのかマリアなのかみたいな違いももちろんあ
るんだろうけど、最近身にしみてるのは礼拝のスタイルの違い。

今朝、新しくPastor(神父、牧師)の就任に関する記事のための写真を
撮りに黒人の教会の礼拝に参加してきた。教会はかなり小さくて、50
人ぐらいしか入れなさそうだった。礼拝中に話をしているPastorの写真
が一枚必要なだけだったので、撮影自体はすぐ終わった。

今回は事前に礼拝中の写真撮影の許可を取っておいたので問題はなかっ
たけど、先週行った教会は撮影に関してとても厳しかった。とにかくキ
リスト教信者コミュニティーの結束を強調したものすごく保守的な教会
だった。そういえばそのときの記事の焦点は、どこか別の教会でのゲイ
を公表している牧師の任命についてだった。先週行ったその教会の信者の80%が
そのゲイの神父の就任には反対らしい。

その白人コミュニティーの教会は礼拝自体もかなり保守的、別の言い方
をすれば正統的。パイプオルガンにあわせてコーラス部隊が賛美歌を歌
う。ドラムセットとエレキベースとエレクトーン、そして牧師が振り回
すタンバリンに合わせて参加者全員が体全体で歌いまくる黒人のスタイ
ルとはちょっと違っている。

ちなみに、外部者としてただ参加していて楽しいのは黒人の方。牧師に
よる説教も、なんかずれていて面白い。白人の牧師が神の存在を感じる
瞬間のたとえに”ジェットコースターに乗っている時”という話を持っ
てくることは、ちょっと考えにくい。

142446.jpg

書き込みの難などにはへこたれず、でもでも今日3つ目の書き込み。

ニューオリンズというところが日本でどれほど知られていて、さらに
ニューオリンズで3月ごろ(ごろ?)に行われるMardi Grasというフ
ェスティバルが日本でどれほど知られているのかよくわからないけれど、
そういう時期の”昼間に”ニューオリンズで撮ったもの。ハーモニカを
かなでるストリートパフォーマーです。

ニューオリンズは確かジャズで有名だと思うし(ジャズバーに行った気
がするし、)食べ物もおいしい。あの二階建てのレストランで食ったサ
ンドイッチがなんていう名前で、ニューオリンズあたりを象徴する食べ
物のジャンルがなんて名前だとかいうことは、固有名詞を覚えておくこ
との苦手な俺としてはもちろん思い出せないんだけど、とにかく食べ物
はおいしいとこだった。

ところで、”昼間に”といったのは、Mardi Grasの時期のこの町の夜は
壮絶を尽くしてるから。ひとたび夜になると、ビーズと呼ばれる首飾り
と交換に女の子たちが体中を見せまくるすさまじい光景が繰り広げられる。
それに、アメリカは封の開いたアルコールを屋外で持ち歩くことは違法な
はずなのに、なぜかそれもあり。とにかく狂った時間が流れます。
興味のある方、今度の3月あたりは、どうなってもいい靴をはいて(酒の
水溜りに踏み込んだりもするからね。)カメラといっぱいのビーズを首に
下げてニューオリンズへぜひどうぞ。

写真添付な文章をのせるのはとても大変でした。っていうか、まだ”正規
の手段で”のせることができてません。
アウトルックを使ってホットメールのアカウントから送ってるんだけど、
そこに問題があるのかな?ブラウザの設定をいじっても、アウトルックの
設定をいじっても無駄で、文字がもうこれ以上ないくらい化けたり、化け
てないときは写真がうまく表示できなかったり。

一こ前の書き込みは、”写真はちゃんと送れていてでも文字化けすぎ”メ
ールの文章とタイトルの部分をあとで訂正するという苦肉のさくの後にや
っと成し遂げられたもの。

要するに何も解決してないのです。

142429.jpg

うなぎパイを作ってみた。月曜日がお休みだったので。バターを生地で
包んで折っては冷やしを繰り返す。このパイには729枚の層があるらしい。

うなぎパイはうなぎが入っているからうなぎパイなんだろうか?
多分粉末とかが入ってるんだろう。俺の予想では、からからに乾いた
うなぎをおばちゃんたちが頭からおろし金でおろして粉末にしてから
パイに混ぜ込んでるんだと思う。でも、そんな粉末はこのフロリダの
片田舎では手に入らなさそうだったので形だけうなぎにしてさらに目
までつけてみたんだけど、その目つきうなぎたちはここにはいません。


うなぎパイがいかにしてうなぎパイなのかというなぞは、浜松(浜名湖
のあるとこ)の隣の市出身の人間として、ぜひぜひ解明しないといけな
いなぞなり。

画像しか表示されてなかったから、文だけ送ってみよう。

こんにちは、えるもといいます。
アメリカ・フロリダの小さな町の新聞社で、
報道写真家としてインターン中。
仕事で撮った写真、家で撮った写真、その辺で撮った写真なんかを
ぺたぺたはってこうと思ってます。
(そのために、まず編集部にメールして画像を貼れるようにしなきゃ。)

どうぞよろしく。

新しいルーム【忘れやすい自分のために】が始まりました。

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