2004年4月アーカイブ

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今いる会社でのインターンシップが、とうとう明日で終わる。たったの10週間のプ
ログラムとして9月から始まったこのインターンシップ、いろんなことが次から次へ
と起きて結局7ヶ月も働かせてもらうことができた。現在進行中の就職活動も、この
仕事の中で撮った写真のポートフォリオをアメリカ中の新聞社に送って、いくつか返
事ももらって、来週には電話でのインタビューがある。何とかフルタイムのフォトグ
ラファーのポストにつければいいのだが。アメリカにきて3年ほどになるが、いよい
よ正念場だ。

アメリカの就職活動が日本とどのくらい違うのか、日本での就職活動は一社しただけ
で留学することに決めた自分にはよく分からないけれど、面接に行ったり引っ越した
りするための費用を会社が持ってくれるという点はおそらく日本とは違っている点な
のではないかと思う。とはいっても、日本でも大きな会社では電車代を出してくれる
ことがあるという話を聞いたことがないわけでもないけれど。

ここでだって職種によって事情は違うのかもしれない。でも、アメリカの新聞業界で
はそれが標準なのだ。でも、やっぱり小さい会社だったりするとそうもいかない。面
接のための飛行機代は100ドルしか出せません、とかいわれる事だってある。とい
うか、ひとつの会社から言われている。自分の感覚からすると、面接させてもらうん
だから移動費は自分で持つからそんなに気にしなくても、と思うのだけど、周りの人
にその話をすると、そういう会社は避けたほうがいい、といわれたりする。

会社側も多人数の候補者に飛行機代を出すのは無駄だと考えるだろうから、面と向か
って行う面接というのは最終段階なのであって、その時点でたいていは2人か3人に
しぼられている。で、そこまでしぼる前に電話でのインタビューが行われるわけだ。
それでもその電話インタビューでさえも数時間がかけられるから、たかが電話インタ
ビューであっても選考過程のなかではかなりあとの段階だといえるのだけれど。

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今日アップするはずだったタンゴ写真を仕事場から持って帰ってくるのを忘れたので
秘蔵の一枚を出す事にした。それでも題がタンゴなのは、まあ、成り行きというかな
んというか、なにも思いつかなかったというか、仕方ないということですな。

ところで、会社からお下がりのキャノンレンズ3本を売ってもらうことに。以下、リ
スト。
20-35mm F2.8
28-70mm F2.8
70-200mm F2.8
この三本で950ドル。十万円ちょい。ちょっと古いといえば古いレンズ達だけど、
(特に20-35mm F2.8。何しろもう16-35mmがでてるわけだし)自分としては文句ない。
さすがにミントコンディションとはいかないけれど、ガラスに傷はついてないし、い
い買い物だろうと思っている。これで14mmを買えば普段をこなすための個人のレンズ
が揃う。

でもキャノンの14mmのF2.8、新品で1700ドルはかるくしてしまう。カメラより
も一本のレンズが高いってのもすごい話。でも、だからといってシグマだったりを買
うのはいくらそれらが安くてもイメージのクオリティーの点で論外だし、ガラスに少
しでも傷のついてる広角レンズは悪夢でしかないし(望遠レンズでは”それほど”気
にしないけれど)。しばらく個人的には14mmはなしでいくしかない。

たんご [Alt-r] 101

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昨日言ってた通り、葬式の取材に行ってきた。かなり心地の悪いなかでそれでもがん
ばって、200枚くらい涙いっぱいの写真を撮ってきた。

ところで、葬式自体は異文化体験としか言いようがないものだった。まず、家族親戚
の数が600人。意味が分からない。その入場に1時間もかかっている。そしてその
あとは、(予想通りといえば予想通りなんだけど)ドラムとベースがアップビートに響
き渡る中で”ジーザス!ジーザス!”と叫び続ける感じで葬儀が進行していた。最初
は泣きはらしていた親戚の人たちもなんだか式の終わりごろにはなんだか元気になっ
ていて、しんみりするのが必ずしも葬式ではないんだな、と思った。死者の弔い方ひ
とつ取っても、いろんな文化でいろんなやり方があるんだということを目の当たりに
できたのは、かなり貴重な体験だった、というのが率直な感想。

ただ、愛する人を失って流す涙の意味はどんな文化でも同じ、といったところか。

ところで、先日タンゴ教室の取材に行ってきました。でもそれ自体はどうでもよくて、
写真的にかなりプリティーな、自分としてうれしい写真が撮れたのでうれしくてのせ
てみたのです。というのも、フラッシュなし、広角レンズに頼らない、被写体に近寄
り過ぎない、そしてその場の雰囲気のにおいがぷんぷんする写真だと自分で思うから。
まあ、単なる自己満足というばそうなんだけど、取るのが苦手なタイプの写真だった
ので、ちょっとうれしかったのです。

昨日 [Alt-r] 100

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明日とか昨日とか無責任かついい加減極まりないタイトルが続くが、まあ、仕方ない。
タイトルを考えるのが苦手なのだ。

昨日は、忙しかった。日曜なのに働いていたのだ。しかも一発目はまたこの前の殺人
事件関係のもので自分的にはもういい加減にしてほしいと思ったりするのだけど
、まあ、そうも言ってられない。言われるとおりに事件のおきた地域にある黒人の教会に行き、
牧師が話しているところをバシャバシャ。事件にかかわる説教を話しているところをバシャバシャバ
シャ。

で、結構驚いたのだけれど、その教会に通っていた人が亡くなってにもかかわらず、
黙祷したりということが一切なかった。ふつうどおり(といってもその教会の”普通”
なんてものは知る由もないから、ほかの黒人の教会と同じく、だから普通、というこ
となのだけれど)の激しく騒々しいバンド(→ http://b1.alt-r.com/zc/view.php3?m=1&n=3950&p=7)
にあわせて歌いまくる。誰かが亡くなったのだから、被害者の家族
に気を使って静かにするとか、そういうことはな
いらしい。日本の葬式(といってもこれ自体は葬式ではないけど、)の雰囲気とは大違
いだ。まあ、文化が違うのだから、違うのは当然だけれど。

教会で写真を撮った後で、街にとんぼ返りして野球を撮った。もう5回まで進んでて
かなりあせった。野球は苦手なのだ。もちろん昼食も食べる時間なんかなかったし、
帽子もってくの忘れて頭がものすごく熱いし、8回の裏で片方の監督が駄々をこねて
30分くらい試合が止まるし、もういらいらするはくらくらするはで、いやー、大変
だった。というわけで、くどいけれど野球の写真なのでした。

明日 [Alt-r] 99

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明日、先日の事件の被害者の葬式が行われる。どう運が悪いのか分からないけれど、
この取材も自分が行くことになった。かなり居心地が悪い時間をすごすことになるの
は間違いない。すこし気が重いのは確か。けれど、居心地の悪い写真を撮るのにすこ
し慣れてきてしまったかもしれないのも、また確か。以前の自分だったら、葬儀の取
材を次の日に控えた夜にこんなに落ち着いていないことなどなかっただろうから。

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マニュアルをトップにいれたまま南に向かう。1時間もしないうちに、海と、たくさ
んのヨットが見えてくる。

気温は80度をゆうに越している。

レガッタ(Regatta:ヨットレース)の取材。たまたまなのかいきなり出現した同僚の
ボートに乗せてもらって、遊んでるのか働いているのか区別のつきにくい楽しいひと
ときをすごす。写真を撮るのが楽しいのだから、あそこで待ってればヨットがカーブ
するときの傾いてる写真が撮れるはず!ブイーン(ボートのエンジン音)おお、イル
カがいるぞ!ブイーン、とかボートの上で騒いでるのは、もっと楽しい。

たまにはこんな休暇チックな仕事もいい。

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時間があまってあまってあまって、ごろごろするのにも飽きてくると料理がしたくなる。ものすごく手間の
かかるものを作り始めるときもあるし、とてもシンプルなときもある。

そんな気分の昨日は、丁寧に淹れた珈琲にゼラチンと少々の砂糖を加えて冷蔵庫にそっとしまっただけ。

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今日と明日は休みなのです。

というわけで、キルビルを観てきた。
平日の3時。しかも期末試験が近づいていて、学生も余り暇でない。馬鹿でかいシア
ターはほぼ貸切り状態。

余り精神衛生上良くない映画をとてもさむい映画館で2時間弱をみて、建物の外との
温度差に自分の体をびっくりさせ、さらにその後で近くのカフェにいって、かなりリ
ッチで、それでも余り甘くない、いわゆるかなりおいしい、それでも問題は、そのと
んでもないでかさにあるチョコレートケーキを食べた。

すっかり気持ち悪くなってしまった。寝込むしかないかな、これは。
最近の仕事はかなりきつかったから、疲れてもいるだろうし。それに、物騒で重たい
話ばかりに接してきていたから、よりによってキルビルを観るのはタイミング的にも
良くなかっただろうな。

そんなことはどうでもいいとして、キルビルは予想に反してとてもおもしろく観るこ
とができた。一作目を見た後はかなり腹がたっていて、二作目は絶対に見ないと公言
しかけていたくらいだった。一作目と同じ調子でそのままずんずん進んで殺し屋たち
と同様にビルまで服部半蔵の刀でざっぱり、なんてことになったら大変な駄作だし、
でもキルビルというからにはやっぱりビルは死ぬんだろうし、いったいどうやってま
とめるつもりなんだろうと心配していたのだ。でも、そこはさすがタランティーノ、
ちゃんとしてました。サントラもよさそうだしね。

それにしても、二作目のラストできちんとまとまって、自分としては全体的にいい印
象を受けたこのキルビルなんだけど、一作目のめちゃくちゃさは、やっぱりいただけ
ない。でもだからといって一作目がいらないかというと、そうでもなかったんだろう
な、とも思う。二作目の後半にストーリーがすっきりまとまるのは一作目と二作目前
半の”殺しまくり”シーンがあるからだろうから。まったく困ったものを創ってくれ
ちゃったもんだ。

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昨日は、先日の殺人事件のフォローアップ取材のためにまた車を走らせることになっ
た。取材を拒否し続けている加害者の両親に最後のアプローチを試みるために隣町を
訪れる女性リポーターの付き添いとして、また、コミュニティーの事件に対する反応
を写真におさめるために。

リポーターとともに、とても裕福とはいえない地域に住む加害者の両親の家を訪ねる。
話を聞く程度ならともかく、写真を撮らせてもらえる可能性はほぼ皆無に近いから、
自分が行く必要は余りないのだが、女性リポーターが一人で行くのはすこし微妙な地
域なので、自分が付き添うことになる。

両親の反応は前回と同じだった。何も話すことはない、との一点張りであった。リポ
ーターの、”あなたたちも事件の被害者なのだ。私たちはあなたたちを助けるために来
ているのだ”という説得はまったく理解をされることはなく、前日と同様に、5分も
せずに去ることになった。加害者の両親といえば、やはり白い目で見られてしまうと
いうのが、一番単純な反応かもしれない。だから、彼らの反応は当然のものだと思う。

リポーターと別れ、被害者が通っていた高校と小学校に向け、車を走らせる。アメリ
カでは、こういう機会には国旗を半分の高さまで揚げる習慣があるので、そういった
コミュニティーの反応を取材に行ったのである。

高校でも小学校でも、国旗が半分の高さまで掲揚されていることはなかった。しかし、
高校の正門の壁に、被害者となった二人の顔写真と寄せ書き、そしてたくさんの花束
が飾られてあった。ちらほらと現れる人たちによって花束は増え続けているようだった。

その場でいた人たちにインタビューをして、写真を撮って、締め切りに間に合うよう車を走らせる。

ところで、取材のポイントは次第に殺人事件自体でなく、この事件が起こる舞台とな
ったコミュニティー全体の現状に移りつつある。一言で言えば、貧困、である。今週
末は、その町の貧困の現状を描いた特集記事が掲載されるらしい。

幸いと言うかなんというか、自分は今月週末シフトで木曜金曜は休みなので、その”
事件の起きたコミュニティーの貧困について”の記事のための取材には関わらないこ
とになった。人手が足りていないのでまた取材に行かないか、と聞かれはしたが、断
らせてもらった。肉体的精神的に疲れているのだ、と言うと、自分の直接のボスであ
る写真部編集長は、こういった事件は人を精神的に疲れさせるから、と言って意外と
あっさりと理解をしてくれた。

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も、たまにはいいか。

いつも広角レンズで、フラッシュ使って、被写体にできるだけ近づいて、できるだけ
読みやすい写真を撮っているから、たまには違うことでもしてみようと思った。
フラッシュで無理やり光を当ててやらない、もしくはあてて無理にコントロールでき
ない状況を作ることで、自然な光がどういうふうに物を照らしているかにもっと注意
が払えるようになって、気づいたときにはいつものスタイルがもはやいつものスタイ
ルでなくなっているかもしれないし。

帰り道真っ暗なハイウェイを飛ばしているときに、ふと思いだしてラ
ジオをつけた瞬間、なぜか胸がいっぱいになってしまって泣きそうに
なってしまった。男の子だから泣かないけれど。

自分の住んでいる街から1時間も車を飛ばせば、当然のように隣の市
なり、町に着く。隣町にいくこと自体は別にたいしたことではないの
だけれど、たった一時間で違う文化をもつまちに行ってしまう事実
が、実はとてもおそろしい。人種構成ががらっと変わってしまった
り、訛りが極端にきつくなったり、ありえないほど排他的だったり。
違いは色々だが、よそ者には居心地のいい場所では、もちろん、な
い。

昨日、そんな隣町のひとつで、4人の被害者が出る殺人事件があっ
た。恋人に振られた男が、彼女、その姉妹、母、そして甥を含めた4
人を殺害したのだ。こんな平和な片田舎ではまれに見る大事件であ
る。

当然のように3ページにわたる特集記事が明日の新聞のために組ま
れ、リポーター三人とフォトグラファー二人という、ほかの事件では
考えられないほどの人数で取材に当たることになる。リポーターは道
行く人々から意見や情報を得るために小さな町を奔走し、フォトグラ
ファーは犯人が収容されている施設の外で護送の機会を待ったり、犯
行が行われた家の写真を撮りに行ったり、とにかく忙しい一日を過ご
した。一番期待された取材相手は被害者の家族だが、家族のメンバー
のほとんどが被害者だったのでインタビューも写真も望めるわけもな
い。

そんな感じで全体的に余り収穫のない一日を過ごして新聞社に戻って
みると、編集長から、”もう一度戻って第一発見者の家を訪ね、その
顔写真を撮って”来るように言われた。

そんなのはかなりいやである。

第一発見者は被害者である母親の恋人なのである。事件がおきたのは
昨日の今日。ショックを悲しみの真っ只中のはずである。大体リポー
ターの電話にでもしない状態のひとが写真撮影に応じてくれるとは到
底思えない。それでもいやとはいえない。西に向かって車を走らせる
こと1時間。警察の犯罪報告書に住所が間違って記載されていたもの
の、近所の住人に名前だけを頼りに探すこと30分、意外とあっさり
とその家は見つかった。

自分の来訪に応じた第一発見者の父親は、自分が写真を撮りに来てい
ることに怒りを感じていたようだったし、もちろん、写真を撮らせて
ほしいと言う要求は断られた。しかし、感情を表に出すことはなく、
息子の状況が取材に応じられるようなそれでないことを手短に説明し
たのち、帰るようにと言った。自分は編集長に電話し、写真は期待で
きないことの旨を伝え、帰路についた。

その父親は、ひどくショックを受けている息子の写真を撮りたいとず
うずうしくも言ってきたフォトグラファーに対して、もっときつい言
葉を浴びせることもできたはずだったと思う。いくら仕事であって
も、自分が常識的だろうと思う感情の基準で非常識だと感じること
は、やはり誰にとっても不愉快だし、それはそれをしている自分が身
に持って体験することなのだ。

真っ暗なハイウェイの帰り道、ぶつけたい怒りがあるはずなのにそれ
をせず、ただ帰るようにといったその父親の心境に、ふと思いがいっ
たのだ。

うお! [Alt-r] 87

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後光が!

早起き [Alt-r] 86

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先日言ってたフリーランスの仕事のために昨日の夜ははやく寝て、今朝は早起きした。

結果、その仕事自体は15分くらいで終わってしまった。内容は、州上院の規制産業
委員会の取材。競馬場や競犬場(?)の新規建設の規制に関する法令の改正の採決が
今朝の委員会で取られたのだが、、、

その改正の否決はどうやら満場一致であったらしく、今朝の委員会中最後の議題であ
ったその改正案は、一人の上院議員が反対意見を述べたのちに、議長の、”反対の方は
起立願います。”という一声で、みんなさっさと席を立ち、さらにとっとと帰ってしま
ったのだ。なので、実際に委員会が行われている最中に撮れた写真は、その上院議員
が発言しているシーンのみ。否決されるであろう事はリポーターから知らされていた
が、まさかひとつの議論もなしに終わってしまうとは思わなかったので、あっけにと
られてしまった。

新しい競馬場の建設計画には、客を失うという理由から、すでに存在するその他の競
馬場からの反対意見がかなり出るらしい。だから、今回のこの改正案には相当な額の
金の絡んだロビー活動が行われたらしく、いかにも大物なロビイスト達が今回の採択
のキープレーヤーとして委員会会議場に顔を並べ、彼らの思惑通りに採択が進むよう
に議員たちに働きかけていた。そんなわけで、採択のシーンの写真はまるでだめだっ
たけれど、委員会開始前に撮っておいたロビイストたちの駆け引きの写真が、何とか
今回の仕事を無事終わらせてくれたのだった。

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「犯罪の被害者を援助する会というのがあって、さらに今週は”犯罪の被害者の援助週
間”で、そんなわけで被害者やその家族、知り合いなどによる街頭スピーチがあった。

犯罪の被害者、というのはすこしあいまいな、というかずいぶん広範囲な言葉だな、
と思って行ったのだけれど、実際に今日話をしていた人たちの多くは家庭内暴力の被
害者たちだった。家庭内暴力や家庭内性暴力でないのは、飲酒事故で息子を亡くした
女性の話くらいだった。というわけで、今日街頭でスピーチをしていた人たちが被害
にあった犯罪はそれらのほとんどが家庭内暴力だったわけだ。

だから何、ということではないし、家庭内暴力をかるく見ているわけでももちろんな
い。ただ、犯罪の被害者をサポートすることを目的にしているグループなのだから、
銃犯罪の被害者やら薬物乱用の被害者やらクレジットカード詐欺の被害者やら銀行強
盗で人質に取られてしまう気の毒な人やら誘拐やら、それらの家族やら、もうちょっ
と話は多岐にわたってもよさそうなのに、今日あった街頭スピーチの内容が、ほぼ家
庭内暴力一色だったことが、すこし意外だったのだ。

でもちょっと考えてみると、おそらくこれは、家庭内暴力がそれほど深刻で、しかも
高い頻度でおきている犯罪だということを示しているんだろうと思った。このグルー
プとは別の、家庭内暴力の被害者援助を専門とする団体はこの小さな町街にあっても
かなり大きいし、活動も活発だ。

それに、自分の住んでいる町が、銃犯罪やら銀行強盗やら殺人がほとんどまれにしか
起きない、かなり平和な街だということもあるだろうなと思う。犯罪被害者を援助す
る会というのはアメリカ全体の活動らしい(それに、日本にだってもちろんあるだろ
うし。)治安の良くない街に行けば、もっといろんな種類の犯罪の話がされているのは
想像に難くない。この状況は、街の治安に関係するような犯罪の多い少ないという点
のみからすれば、いいことでもあるのだろう。もちろんこれは、くりかえすけれど、
家庭内暴力が軽視していいような犯罪だといっているわけでは決してないのだけれど。

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次の月曜に、フリーランスの仕事を引き受けることにした。わくわくどきどき。

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ぎゃふんというのは、ぎゃ、と云う驚きの音とふん、という了解の音がくっついてで
きたものだとルームメートが教えてくれた。江戸時代よりあとに使われるようになっ
たもので、それより前は、ぎょふんだったらしい。

ところで、今週もまた週末出勤である。そのぶん平日休みになるのはいいけれど、友
達と休みが会わないのは痛い。ゴルフにもいけない。今、近くにあるゴルフ場が工事
中で、500円でコースをまわることができ、さらに打ちっぱなしの球を200球買
うと、Lサイズのピザがもらえるのだ。そんなわけでこの前の木曜日に12ホールま
わってみたら、グリーンにはごろごろと土の塊が散らかっていて、さらにダンプカー
やショベルカーが走り回る中をプレーするという、とてもワイルドで(難しい)ゴル
フをすることができたのだ。それでも、そんなことは比較的ひまな友達としかできな
いから、週末が仕事にとられてしまうのはやはり、いたい。

そんな感じかな。

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今日はどっかりとした雲が多い日で、それでも天気はとてもよく、太
陽はまるでアラレちゃんに出てくるそれのようで、そしてとても風が
強かった。と云うことは、数分おき、いや、へたすると数十秒おきに
日が照ったりかげったりして、光の量がちょこまかとせわしなく変わ
り続けるということ。こんな日に限って外での撮影ばかり。かなり泣
きました。

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今日はといえば、遠く日本とはまったく関係のないフロリダ州議会にまた行ったのだ。
そして、例によって写真は本文と何の関係もないのだ。

議会に行くときは、ジャケット着用が必須。これはようするにネクタイ締めてジャケ
ットを着ていればいいということだから、別にビィシッと決める必要はないのだけれ
ど、セミフォーマルみたいなものはもっていないから、いつもビィシッと決まったス
ーツにぴかぴかの革靴を履いて出陣という事になってしまう。しかも、その格好にレ
ンズ4つをいれたウエストポーチ(と呼ぶしかないよな、、、)をつけて(巻いて?)い
くから、かなり変。とても変。

こつこつとひびく靴音は気持ちがいいけれども。

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俺の頭上のネットに3時間しがみつき続けていた、今日の相棒である。いろいろな日
曜の過ごし方があるのだ。

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いいチーム同士の試合は、スムーズに進みすぎることが多い。エラーを伴うプレーが
少ないので、とても撮りにくい。たったの1秒ほどの間に突然おきるアクションを撮
り逃さないように、3時間ほど、ずーっと神経を張り詰める。

必死である。

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昨日の夜野球を撮り、今日も野球を撮る。

ヨガ [Alt-r] 77

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誕生日にヨガの本をもらったと思ったらヨガ教室の取材に行くことになったりで、世
の中のタイミングと云うのはなかなか巧妙だ。

体がやわらかいと風邪にかかりにくいのだと云う人もいるし、ヨガは精神の鍛錬にも
なるそうだし、それに片腕で逆立ちできたら、かっこよさそうだ。ヨガと云うのもま
んざらではないのだ。

それでも、自分が誕生日にもらったヨガ本は、なぜか写真でなくて色鉛筆による糸人
形によってポーズが描かれていて、これがまたわかりにくい。わかりにくすぎて、は
たして自分が固すぎてそのポーズがとれないだけなのか、それともやはり世の中には
おかしな方向に間接が曲がるようになっているひとたちがいるのか、と云う判断もつ
かないくらいである。あまりの分かりにくさに憤りさえも感じてしまうほどである。
でも誕生日にもらったものだから交換に持っていったりもできないし、前も言ったけ
れど、プレゼントと云うのはむずかしいのだ。

で、その本をくれた当人に、”あれからお前のくれた本のおかげでヨガ始めちゃってさ
ー、”といったら、結構ひかれてしまった。なにやら、冗談だったらしい。うーん、も
う手遅れなんだけどなあ。

基準 [Alt-r] 76

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ワシントンポスト紙の写真部副編集長(assistant managing photo editor)ジョーエ
ルバート (Joe Elbert)は、彼が写真を編集する際に考慮する4つのポイントを挙げて
いる。

1.Informational  (事実を伝える情報を含んでいること)
2.Graphically appealing (構図的、絵的、そして視点的に目を引くような工夫が
されていること)
3.Emotional (被写体が感情をあらわにしている瞬間を捉えていて、さらにそれが
写真を見る人たちの感情にもうったえること)
4.Intimate (写真を見る人たちに、まるでその場にいるかのような感覚を与える
ような、被写体との親密さ、場の自然さ)
(引用:Photojournalism-The Professionals' Approach, 4th edition. Kenneth Kobre.
Twentieth Anniversary 2000. PP195-196)

この四つの基準は階層的なもので、あとのものになればなるほどとらえるのは難しく
なる、とエルバートは述べている。だから、単にInformationalなだけの写真(たと
えば上にあるような、)っていうのは、フォトジャーナリズム的基準から判断すると、
撮れて当然で特に目も引かない、次の日の新聞に載っておしまいっていう写真になる
わけだ。

だからといって、じゃあ、いわゆるおいしい水コンテストの場面から激しい感情やら
臨場感やらのこもった写真を切り出してきていない自分がどうしようもないフォトグ
ラファーかといえば、(願わくば、)そういうことではおそらくなく、やはりすごい写
真っていうのは、ちょっとだけほかとは違う出来事のなかのちょっとだけ違う一瞬と
いうのが必要なのだろうと、自己弁護ながらに思う。

真を写すメディアである以上、そこにないものは切り取りようがないし、もしそんな
ことがあったのだとすれば、その写真は、すくなくとも、フォトジャーナリズムのそ
れでは、ない。

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なんだこのくろいのは?俺のかごにこんなもの入れやがって。うわっ、なんか動いて
るぞ。気持ちわるっ。くん、くん。ピカッ、うへっ、光ったぞ。えーい、くそー、な
めてやる。もぞもぞ。

イースターが今週末に近づいている。イースターにつきもののうさぎが子供のわがま
までいつも以上に買われていく時期である。そして数ヵ月後にはすっかり飽きてしま
った子供をたしなめつつ親がそのうさぎたちを動物シェルターに捨てにいくのだ。

うさぎは新しい飼い主を見つけるのがとても難しいらしい。通常数の何倍にも膨れ上
がる捨てうさぎの数に、動物シェルターのスタッフのため息はとまらない。


そんな、とてもアメリカ的な話なのだけれど、個人的な話をするならば、かごの外か
ら撮った動物の写真ほど目の当てられないものはない。仕方がないので、かわいそう
なEOS10Dはうさぎのかごの中に入れられ、250枚ものうさぎの全裸写真を撮
る羽目になるのである。うさぎは臆病であると云ううわさはどこ吹く風で、カメラに
対して興味津々なうさぎが執拗なアプローチを繰り返すのだ。危うし10D!

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ノースカロライナでの4日間のフォトワークショップで乱雑にとったメモを一応書き
直しているのだけれど、すこしここにも書いておこうかな、、と。自分がなぜ写真を撮
っているのか、というもやもやした疑問をすこし解きほぐしてくれた部分もあったり
したので、あまり自分の中にこもらせておきたくないから、というのが理由だと思う。

ワークショップの間に、いくにんかの有名なフォトグラファーによる、様々なレクチ
ャーやスピーチのようなものがあったのだけれど、そのうちのひとつ、ジョンホワイ
ト氏によるレクチャーのメモの抜粋。

-Photography is a universal language. (写真はすべてのひとに語りかける。)
-Photographers, We are the eyes of the world. We have responsibility to the world.
(フォトグラファーは世界の目。)
-We take photographs not because we are photographers but because there is a
meaning in the scene.(写真を撮るのは自分がフォトグラファーだからではなく、伝
えるべきメッセージがそこにあるから。)
-Take photos for others, not for yourself. (写真は誰かのために撮るもの、自分
自身のためではなく。)
-Don't be so busy so that you can't have intimacy.(被写体との気持ちの距離が
遠くなってしまうほどのせわしなさの中で写真を撮るべきでない。)

順不同、微妙な訳、部分的な抜粋。きちんと彼のメッセージが伝わっているか自信が
ないけれど、こういったところ。

自分が写真を撮るのは、ジャーナリストとしての責任からだろうなあ、と感じたので
した。

ピューリッツァを、戦地や革命の取材でなく、ひとびとの日常生活をドキュメントす
ることで受賞したフォトグラファーのスピーチは、フォトグラファーとしてのみなら
ぬ、人間としての彼の大きさを認識するに十分な一言で締めくくられた。
I love you. と。

Gaico [Alt-r] 72

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今日は昼ごはんを食べる時間もないほどひどく忙しい一日で、そのせわしさがいざ終
わってみて晩御飯を食べてみるともう眠くて仕方ない。

そんなことはどうでもよくて、アメリカでは火葬が増えているようである。日本では
おなじみの、灰にしてつぼに入れると云うあれである。アメリカで火葬が増えてきて
いる要因としては、費用が安い(棺おけを買わずにすむ)すぐに葬式をしなくても良
いなどがあるらしいが、この話で自分の興味をひどくひいたのは、火葬自体の話では、
実は、ない。

”焼いた灰を高圧圧縮してダイヤモンドのような石にする”というくだりに妙に興味
を引かれたのである。

遺体を(組成の構造が異なるにしても)圧縮して炭素からなる石にすることによって
遺族はそれをイヤリングにしたり、ネックレスにしたりすることができる。が、この
行為への反応はおそらく様々だろうと思う。

文化的に、宗教的に、それは冒涜で、もっと日本的に言えば罰当たりだと考える人も
いるだろうし、単に気味が悪いと考える人もいるだろう。でも、たとえば最愛のひと
を失った人がそばにいたいがためにその選択肢をとっても、自分にとってはそれほど
の驚きではない。現に、骨壷を家においておく人たちだって大勢いる。

おそらくこの話が自分の興味を引いたのは、最近自分がフォトストーリーにできる題
材を探しているからだと思う。最愛の人の遺体を石にして身に着けておきたいと考え
た人がそれを業者に頼み、業者が作業を行い、そして石が依頼者の下に届くというプ
ロセスは、写真による取材をしたらずいぶん興味深い話になると思う。でも、興味深
いから取材してストーリーにして新聞に載せればいいものなのか、と云う点に思い至
ると、ちょっと考えてしまう。

幸いなことに(?)遺体を石にする会社というのは、イリノイにあるらしく、フロリ
ダからはずいぶん離れているので、その取材はたとえしたくても今日明日にはできる
ものではない。しかも、(当然といえば当然だけれど、)その依頼をする人もかなりま
れらしい。いつかの将来にひょんなきっかけから現実性を帯びる時まで、この取材の
倫理性について考える時間は、しばらく、ある。


(ところで、写真は本文とは何の関係もありません。いつものことだけれど。)

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>明日からSouthern Short Courseという写真のセミナーのようなものに行く。

↑前回の更新の一行目。これはうそです。というか、6日前、実際にセミナーに出発
する前になぜかアウトルックがものすごくご機嫌斜めでメールが送れなかったので、
この更新の文章は6日前に書いたものなのです。

実は今ちょうど帰ってきたところ。6日間留守にしました。もしかしてたまにはチェ
ックしてくれている皆様、何も言わずに行方不明になっててすみませんでした。

行方不明になっていた間、North Carolinaで行われた4日間のセミナ
ーに参加して、ワシントンポスト紙みたいな大御所ニュースペーパーのフォトグラフ
ァーと話をしたり、イラクに撮影に行った話を聞いたり、自分のポートフォリオを見
せてその批評をしてもらったりしてきました。それからWinston Salemにいる友達の
ところをたずねて2日間ほど羽根を伸ばしたり。ふーい、疲れた。楽しかったけどね。

191559.jpg

明日からSouthern Short Courseという写真のセミナーのようなものに行く。主にジ
ャーナリスティックな写真関係の人間がごっそり集まってちまちまといろんなことを
するらしいのだけれど、いろんな新聞のエディターなんかもくるらしいので、仕事探
し中の自分としては、半分就職活動でもあるわけで、いまいち完全に楽しめないとい
えば楽しめない。
でもニコンの一眼レフデジカメのD1H(だっけ?)のラフル(事前にチケットを買
っておいて現地で抽選会をするやつね)がセミナーの最中にあったりして、もしかし
たらあたっちゃうかも!とか思ってしまうあほな自分は一枚10ドルのチケットをす
でに2枚注文したりしていて、まあ、おそらくあたりはしないだろうけど、あたった
らいいなあ、でもあたったらキャノンに加えてニコンのレンズも買わなきゃいけない
のか、うふふふ、ってな感じに、つい幻想の中でにやけてしまったりしてしまう。


ところで、先日ハミングバードの写真を撮って来いといわれ花の近くで木陰に隠れて
3時間待ち続け、でも結局そんなものは現れず、でも待っているときに暇だったので
撮ったほかの鳥の写真が上にはってあるのです。前回の鳥もそんないきさつなのでし
た。

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