2005年1月アーカイブ

空気 [Alt-r] 125

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実家から歩いて5分のところにある駅は、一時間に一本しか電車が来ないし、
改札も駅員さんがスタンプを押してくれる。
コンクリート打ちっぱなしの床には、かなりの年季ものの木製の長いすが
おいてある。鼻を赤くした高校生が好きな女の子に告白してそうな長いすだ。
今日その駅に行ったら、そのいすにサトイモが一個、ぽろんとあった。
青空の昼下がりの駅の中にはほかには誰もいなくて、駅員駅さんも駅員室の奥
に引っ込んでいて、駅の中は、自分とサトイモだけだった。


Website: http://thphoto.hp.infoseek.co.jp/

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たとえばある街に、競争関係にある二つの新聞があって、両方がAPか
らニュースを購入していると、興味深いことが起きる。

仮にその二つの新聞をA紙B紙として、ある事件でA紙が優れた写真を撮
ったとする。B紙を含めた他紙はその現場に居合わせておらず、その写
真が独占的なのは確実だとすると、普通はその写真を紙面に載せられ
るのはA紙のみということになる気がする。

ところが、APが絡んでくると話が少しややこしくなってくる。
というのは、APは一定料金の年間契約でニュースを配信するかわり
に、契約を結んでいる新聞からニュース記事、写真を提供させるから
だ。

つまり、APのニュースは、APのスタッフとして働くごく限られた(フ
ォト)ジャーナリストのものに加え、大多数のものがそうして地方紙
の記者やフォトグラファーから集められたものによって成り立ってい
るということになる。アメリカで写真を撮っていたとき、自分も何度
か写真をAPのサーバーに入れたことがある。お金ももらえないのにな
んでただで写真をあげているのだろう、と不思議に思った。

(念のため、APは Associated Press のこと。Getty Images 等と同様
に、APは世界中にジャーナリストを配置・手配して、ニュース記事・
写真を提供している。世界中を独自に取材できるメディアなどほとん
ど皆無に近い。だからたいていのメディアは、世界のニュースを紙面
に載せるためにAPと契約をむすんで記事、写真、映像を入手する。新
聞を開いて、APという言葉を目にしない日はないほどだ。)

しかし、地方紙の記者が記事・写真を寄進することでデータベースが
増えるAPのこのシステムは、個人的にものすごく興味深い、というか
不思議だった。というのは、上記のように競争関係にある新聞社が自
社の撮った写真をばんばんAPに入れていたら、ライバル紙がそれを使
えてしまうからだ。

独占記事・写真というのは報道の世界ではかなり重要なことだ。自分
がせっかく撮ったものを、ライバル紙が使えてしまうシステムでは、
購読者数とその売り上げが報道の質を決めるジャーナリズムの世界で
は命取り以外のなんでもない。

一体、どうなっているのか。先日アメリカに行った際、これを元同僚
に聞いてみたわけだ。

というわけで、続きは後日。ふっふっふ。

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人間というのは、普通のダイビングであまり深く潜ると、窒素の作用
でおかしな振る舞いをしだすらしい。Nitrogen Narcosisという。アメ
リカで歯医者に行くと、麻酔の注射の変わりにガスを吸って治療す
る。それと同じ状態になるらしい。ということは、歯は40メートルく
らいもぐって治せばいい。いいわけないけど。

深く潜りすぎることの危険さのほかに、急に浮上することも危険。息
を吐かずに急浮上したりすると、肺が爆発したり、体中の液体からペ
ットボトルの炭酸飲料かのごとくに気体が出てきて、関節とかが、い
たたたた、となったりするらしい。何も知らずにダイビングすると、
いろんな症状と命の危険を体感することができる。

そんなこんなな理由で、ダイビングにはライセンスが必要らしいけ
ど、それにしても人間が地球上で活動できる範囲がここまで狭いと驚
いてしまう。

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ダイビング二日目である日曜は、水面がじっとりと水草で覆われてい
ることもなく、空も遠くまで晴れていて絶好のダイビング冬日和。か
ぜが少しだけ肌に刺さるのは、1月だから仕方ない。水に入れば震え
るほど寒くもないし。

クリスタルリバーという場所で潜ったのだけど、ここにはなまずのか
わりにマナティーがいた。
あれはいったいなんなんだろう。辞書で調べても”海獣”とかいうお
そろしい名前しかでてこない。哺乳類らしいけど、動きがものすごく
遅いから肉食じゃないだろうし、それだったらあれだけまるまる太る
のに何を食べてるんだろう。

この日は耳抜きが面白いほどうまくいく。ゴーグルの上から鼻をつま
んで息を込めると、両耳で”ぷんっ、ぷしゅぴー”という音がして、
耳の内圧が調整される。
感動。
水の中で快適に過ごせるということに感動。
空気があれば、人間も水中で時間を過ごせるということに、感動。
前日あれだけ苦しんだので、その喜びはひときわ。


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この浮き草浮きまくりの池はなまず(Catfish)がたくさんいるらしくて、
その名も Catfish Hotel。
無理やり日本語にしてみると、なまず旅館。。。そんなとこには潜りたくない。

それにしても、Catfish がなまずだとは知らなかった。今辞書で調べて一瞬固まった。
場所によってはCatfish をフライにして食べたりする。自分も食べたことがある。
なまずか、、、知らなかった。でも、おいしかった覚えがある。
知らぬが仏とはよく言ったもの。

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先週末、要するに一昨日あたり、ダイビングライセンス取得の一環で、湖(池?)と
川で潜ってきた。フロリダにいるというのに、海ダイブはなし。かわりに、フロリダ
の内陸の大自然を満喫(思い知らされる?)するはめになった。

一日目は耳抜き(耳の中の気圧を外圧に調整する。つばを飲んだり、鼻をつまんで息
をこめたりする。)に苦しめられる。いくらがんばっても、左の耳が抜けない。抜けないと、かなり痛い。

フロリダといっても曇りの天気だとかなり寒いから、それだけで気分は盛り下がるし、
ウエットスーツが厚いせいで沈むのにも苦労して19パウンドの重りをつける羽目に
なったり、なんだかとても大変だった。

それにとどめをさしたのが、浮き草。Duckweedというらしいけど、それがもう一面を
覆っている。よく見ると、浮き草のうえには蜘蛛とか蟻のような生物たちが徘徊して
いる。ダイビングギヤーも浮き草だらけだし、不意をつかれると口に入ってくる。
うーん、デリシャス。


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まだ微熱が下がらない。

黒人のなかには海とかプールを嫌う人が多いらしい。
ダイビングのインストラクターにそのことについて尋ねたら、苦笑いしながら、
”彼らは水に入るのが嫌いなんだよ。”と答えてくれた。彼はこの街で約2年間
ダイビングのインストラクターをしてるらしいが、今までダイビングのコース
を取りに来た黒人はたったの2人だけだと言う。そこまではっきりと数字に表
れるとちょっと驚く。

なんでだろう?

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ウェブサイトを作ってみました。
http://thphoto.hp.infoseek.co.jp/

暇があったら見てみてもらえるとうれしいです。
本名でまくりなので、オルトアールでの匿名性のようなものを一切放
棄することになるけれど、まあいいや、ということで。

サイトの中で、Toshiさんの"From Within Ireland アイルランドの中から"
http://b1.alt-r.com/zc/view.php3?m=0&n=831&p=0
と、ユタカさんの"東京USB"
http://b1.alt-r.com/zc/view.php3?m=0&n=23&p=0
にリンクを貼らせてもらいました。問題あるようでしたら連絡お願い
します。

というわけで、昨日唐突に更新を再開してみたわけなのだけど、また
いつまで続くかわからない。というのも、4月から日本で仕事が始ま
るからで、多忙といわれる職種に就くので、更新の時間が取れるかわ
からない、という弱気な事情。強度の学生ボケなのです。そんなわけ
で、多くの方が会社勤めをしながら更新されてるのをみて、ひたすら
尊敬するばかり。

まあ、あまり無理せず出来るときに更新していくことにします。

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アメリカもあと10日。日本に帰ったら二月から仕事が始まる。
それにしてもまたかぜをひいてしまった。この体の弱さには正直驚
く。
この風邪をひいたのは昨日、一昨日のダイビングのせい。一昨日は9
時から3時まで講義を受け、昨日は5時間にわたって水にもぐった。
それで風邪を引いてしまったらしい。体弱すぎ。

ダイビングのコースメートは、俺の知り合いの日本人のもとルームメ
ート・ニック、行動と発言が結構きついFSUの教授デイブ、見分け
のつかない二人のデブ、マークとネイソン。そして、俺的に母親の鼻
持ちがならない12歳の女の子と、俺と同じ大学出身のKくん。

デイブの行動と発言のきつさは、彼のブラックジョークからうかがい
知れる。レストランで、隣に座った12歳の子について支払いは一緒
なのかと聞かれ、"I don't know who she is"と悪魔的な発言をさらり
としてKくんを驚かせたりする。

ダイビングは思ったよりも難しいものではないようだ。もともと、水
のなかでだらーっとしてはみたいと思っていたから、水中で呼吸が出
来る状態で長いこと沈んでられるのはかなり楽しい。落ち着きさえす
ればよっぽどのトラブルにはなりそうもないし、昔からのフォービア
であるケイブダイビングは死んでも絶対にしないだろうし(死にたく
ないからしないんだけれども)。オープンダイビングに徹していれ
ば、死ぬことはないだろう。ただこのかぜはちゃんと治しておかない
と、来週末かぜで死ぬ。

ところで昨日、変な光景を見た。ダイビングのセッションが終わった
あとで、12歳の女の子が、荷物の中に入れておいたはずの20ドル
をなくして、迎えに来た母親にしかられたのだ。俺とけいごくんは荷
物を車に積んでいたら、ニックがやってきて、20ドルが落ちてなか
ったかという。たかが20ドルになぜそんなに目くじらをたてていた
のかといえば、その子が泣いていたからなのだった。するとアメリカ
人男衆4人はなにやら相談し、デイブが財布から20ドル札を取り出
してそれをまいくがプールの排水溝に入れて、「この排水溝きたねえ
な、うえー」とかぶつぶつ文句をいいながら適当に汚した後で、あっ
たー!とかいって金を渡しにいった。それをみてKくん、”心温まる
光景だー。”とつぶやく。たしかに。。。発言が結構きつめで、いい
人にはみえなかったデイブたちの行動とは思えない。へんな矛盾だ。
なんだかアメリカ的な気もする。よくわからんが。

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