先日、公園に住むホームレスにたいして、大阪市が行政代執行によるテントの強制撤去を行った。予想通りのもめ具合で、市側には怪我人がでたりしていたが、結局テントは撤去された。
ホームレスの問題に関する見方は人によって(立場によって)結構様々だ。失業問題だ、という人もいれば、責任社会から逃れたい甘えた人たちが公共の場に住んでるだけだ、という人もいる。ホームレスをサポートする団体は、テントはホームレスの生存の場だ、と繰り返し、インタビューを受けたサラリーマンは、ホームレスの生活に甘えを指摘する。ホームレスの生存と生活の権利を主張する側と、ホームレスが違法に公共の場で生活することを問題視する側とでは、基本的に話がかみ合ってない。(わざと食い違わせているのかもしれないが。)だから、テントを撤去したりするような場当たり的な対処をしても問題は解決しそうにない。
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アメリカで働いていたとき、アメリカののホームレスのほとんどはドラッグか精神衛生上の深刻な問題を抱えているから社会復帰が非常に困難なのだ、と聞いたことがある。アメリカにはホームレスの社会復帰を助ける組織や生活をサポートしてくれる組織は山のようにあるが、社会復帰は機会を与えるだけではなしえない、ということらしい。
そんな風なイメージを、ホームレスというもの自体に持っていたので、今回の騒動の中で、日本のホームレスはずいぶん事情が違うのだな、と感じた。
彼らがアメリカのホームレスと同様の薬物や精神衛生上の問題を抱えているようには思えない。(もちろんそういう人も居るのだろうが。)路上で生活するようになる経緯が、アメリカのホームレスと日本のホームレスとではかなり違うのだろう。
自分としては、その辺の違いが非常に気になる。要するに、日本のホームレスはなぜホームレスになったのか、という理由だ。
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今回の騒動の中で、代執行に抗議するホームレスとそのサポート団体が、大阪”で”ホームレスは増え続けているのだ、としきりに言っていた。が、実際のところ、増えているのは大阪”の”ホームレスらしい。日本各地から大阪に移動してくることによって大阪のホームレス人口が増えているのが実情のようだ。
大阪はホームレスにとって過ごしやすいのだろうか。確かに、生活必需品の確保と人と人との結びつきの強さの程度などを考えると、ホームレスは田舎には住めない。でもそれなら東京にも同様に集まってもよさそうなもの。大阪に集まるのはやはり大阪の制度上のほころびのせいなのだろうか。