2007年5月アーカイブ

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ひさしぶりに実家に帰った。
電車は、ドアの脇のボタンを押さないと
出られない仕様になっていた。
単線なので、すれ違いに5分待つ。

田植えがそこいらじゅうで行われている。
ぴやぴやと点線を描く稲の苗と、
田植え機をゆっくりと押す人の姿が、
田の水面に映っている。

田んぼの間を分け入るように、
といったら少しオーバーな程度の、
田んぼだらけの
車窓の風景。

高校に通うのに、
3年間見続けた景色だ。

そんな景色から
なぜか目が離せない。
まるで初めて見たかのように
目が離せない。

あの建物はあいかわらずここにあるし、
この駅にはやっぱり屋根とベンチしかない。
なにも変わっていないのに、
その景色から目が離せない。

何度も見たはずの、田舎の景色。
その景色に、
何かを感じるのは、
今回が初めてだった。

目が離せないほど
惹きつけられたのは、
初めてだった。

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映画館はがらがらだった。
チュロを左手に持って、
右手に持ったコーラのMを少しずつ飲みながら、
2、3分お待ちください、と言われたフライドポテトを待つ。
あと5分で映画が始まってしまう。
両手がふさがった状態でポテトを運ぶのは難しかった。

13:30に始まった映画を観ながら、
何度も時計を見てしまった。
Sci-Fi(SF)を見に行ったつもりだったのに、
すごくヒューマンドラマだった。
1と2でもその傾向はあったけれど、
3になってさらに激しくなっている。
登場人物の設定と心情の描写にすごい時間が割かれている。

その人間臭さが、
アメリカのヒーローものの良さなんだといわれれば、
まあ、それはそうなんだろう。

単純な自分は、
それでも結構満足した。
あやうく感動しそうになったので、
深呼吸してこらえた。

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半年に一度の健康診断。

身長:数ミリ伸びている
腹囲:まだまだ大丈夫(と、メジャーに書いてあった)
採血:どす黒い血
視力:低下の一途
血圧:指先がしびれた
検尿:がんばりどころ
体重:前回比で、プラス11キロで、・・・71キロ!!

は?!11キロ増加?半年で?!

月平均約2キロのペースで増えてるやん!
おかしいぞ!
外見もそんなに変わってないし、腹も少しつまめる程度。
筋トレしまくってマッチョになったわけでもないし、
髪の毛も順調に減っている。
何も増えているはずない!!

こりゃあ、もう、あれか?おでぶちゃんの仲間入りか?!
でもなあ、体は相変わらずロダンのモデル達のように美しいし、
緊迫感は漂わない。
漂うのは、夏が近づく気温の中で程よく蒸された俺の、BO。
(BO=Body Odor:体臭)

でも少し(少しでいいのか?)気になったので、
地下鉄4駅分離れたたハンズに
自転車で行ってみる。はあはあ。

こんなもので、何も変わるはずがあるまい。

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帰宅後、カラダスキャンで体重チェック。
運動したから(したのか?)少しは減ってるかな、
と思ったら、
60キロに戻ってました。

は?!

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クレジットカードのポイントが、
ミニトランポリンと交換できるほどまでに
たまっていることに
気づいたのは、
先ほど。

そのうち5分の2ほどの
ポイントを使って、
親のところに、
5000円分の
グルメカタログが
届くように
仕向ける。

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大阪梅田は茶屋町にある、某イタリアンレストラン。
ゴージャス、赤い内装。優雅で洗練されている。

食前酒を決めていると、背後に気配が。
振り返ると、淡白な顔の外国人ウェイター。
おどおどしていて、日本語はたどたどしい。
その目をあわなせない加減に、不安がじわり。

会話は成立せず、
日本人ウェイターも呼んでもらって、
どうにか食前酒が注文できた具合。

それなのに、またやってきて、
「コースノメニューヲ
セツメイシマショウカ?」

おもしろそうだから頼んでみたら、
カンニングメニュー登場。
大きすぎるため、
ちっとも手の中に隠しきれてないメモを
ちらちら見ながら、
必死に話をしてくれるのだが、
いちいちたどたどしく、
それに微妙に関西弁。

カンニングペーパーが気になってしまったので、
彼の手元を凝視していたら、
「ア、 スミマセンッ」
と、超挙動不審。
それでも悪びれるでもなくカンニングは続行。

さて、コースの内容。
メインディッシュについて彼の言っていることが
よくわからない。
魚の説明をしているらしいのだが、
「シロクチデース」
「シロクチトバジルソーズデース」

意味不明。

こっちは、その「シロクチ」が何だかわからないのだ。
仕方ないから、
「もしかして、白身ですか?」
と遠慮がちに質問。

明らかに、白身という言葉が初耳だった彼。
このテーブルだけ時間が止まる。
厨房に聞きに行きたい、しかし、行けない。
そんな気まずいおかしな空気が、我々のテーブルを覆いつくす。

「サカナノクチハ、シロクアリマセーン!」

は!?

ついに彼の口から飛び出した、想像を絶する解説!

彼にも伝わってしまうほどの怪訝な思いが
我々から発せられ、慌てふためいた彼は、
そそくさと厨房に戻っていったのだった。

最初からそうしろ!

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被写体との関係性2

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ふたりきりになること恐怖症、である。

2人というのは、おそろしい。
2人になった瞬間に、
その場に発生する会話の責任の
少なくとも半分を
自分が背負わなければならなくなる気がするからだ。

重い空気が流れたら、うむむ・・、
とか、
会話がなくなったら、うむむ・・・、
とか、
2人になることに関して、
心配のタネはなかなかつきない。

先日、高校以来あっていない、
しかも高校の時にはほとんど面識がなかった友人に
会ったのだ、という知り合いの話を耳にしたが、
自分にしたら、そんなのまさに武勇伝。
あいつは今こーしてる、
こいつは今どーしてる、
とかいう、
かろうじて共通点の見出せる話題がつきた瞬間に
訪れるかもしれない
おそるべき静寂を想像すると、
ダッシュで逃げたくなる。

3人以上はその点、楽だ。
あとの2人が話していてさえくれれば、
自分は話したいときに話せばいいし、
なんなら、
黙っていたっていい。

僕がふたりでいてもストレスに感じない人間関係は、
そういった理由で、
稀であるし、重要だ。

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被写体との関係性

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「お前が酒を飲みさえすればなあ、、、」

というのは、そうであったら
もっと気軽に誘えるのに、
ということなのだろうが、
ここで一言断っておくと、
自分に関しては、
飲みに行くのに誘ってもらえるのは
大歓迎だ。

カクテル数杯が限度なのは
ゆるぎのない事実だが。

酒に弱いのは仕方なかろう。

「沢山飲んで鍛えたらいい」
とかいう意見が聞こえてきたりするが、
飲めば強くなるとは思っていないし、
強くなりたいとも思わない。

ただ、飲みにいくのに誘われにくくなる
というのはやっかいだ。

誘う側としては、
どうなんだろう。
やっぱり、
こいつは酒を飲まないから、
飲みに誘ったら迷惑だろう、
ということになってるのだろうが、
こっちとしては
飯を食ってるし、
何かしら飲んでいるし、
飲んでくら〜くなってしまう人よりは
ずっとテンションは高いと思うし。
体に流し込んでいる液体が
アルコールを含んでいるかどうかの違いなんて、
飲んでいようといまいと、
そこでの時間が楽しく過ぎていれば
あまり関係ないというのが、
個人的な意見。

といっても、
よってついついもらした話を
べろべろだった本人は忘れているのに、
オレだけが一字一句覚えている。
というのは、
酒飲みからすると
結構迷惑なことらしいが。

a salmon [Alt-r] 218

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足りないソースで
多すぎるパスタを絡めようとしても、
ソースが足りていないのだから、
それはもう、
絡めようが無い。

クリームソースの粘度が上がっていくのと共に、
パスタ全体の一体感が、
よくない意味で増していき、
さっさと食べないと、
フォークでは食べられない物体に変化してしまう。

写真を撮っている場合ではない。

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昔から、
服を着崩すのが、
非常に下手だった。
そういうバランス感覚なのだ。

これと、これ。
これに何をあわせたら、
着崩すことができるのか。
「着崩すことができる」とか言っちゃってる時点で、
もう無理があったんだけどな。

さて現在。
写真を撮り崩せない自分が
どうしたら「撮り崩すことができる」のか、
と考えている。

考えたって無駄なのに。

買ったばかりのルービックキューブの、
そろった色の6面を
バラバラにしていく最初のステップのような、
そんな恐怖感が
「撮り崩し」にはある。

ちなみに自分は、
ルービックキューブを元に戻せない。
収まりよくそろった面が
手に負えないモザイクに変わっていってしまうことへの、
不安。
元に戻せないことへの、
不安。

写真を撮り崩したら、
自分は、
それを元に戻せるのだろうか、
と考える。

日々、
買ったまま手付かずのルービックキューブが、
少しずつ、
増えていく。

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一昨日、
天気が良い日に、
弁当を持って大阪城公園に行って、
ぶらぶら歩いたり、
ごろごろしたり、
カメラのシャッターをきったり、
トランペットの音が外れていることに笑ったり、
失笑するしかないストリートパフォーマーを冷やかしたり、
ジャニーズのコンサート会場周辺で
「チケット譲ってください」と悲壮な表情の女性たちを
横目に見たりした。

こんな
行楽めいたことをするのは、
ひさしぶりだ。

本を一冊読み終えてもいなくて、
DVDを見終わってもなくて、
なにをしたわけでもない一日だったけれど、
それはそれでいいものだった。

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